《はじめてのペットとの生活》

わたしは自宅で仕事をしている。
なので、昼間、息子と長女が学校に行っている間、
わたしは子猫と二人!?っきりになる。
いつもは玄関まで見送りに出ないのに、
この日ばかりは二人を見送りにでた。
早く子猫を抱っこしたい。
そんなわたしの気持ちを知ってか知らずか、
息子も長女も元気に学校へ出かけた。
通りまで出て、二人が戻ってこないのを確認すると、
リビングにおいてあるダンボールへと向かう。
ダンボールを覗くと、タオルケットの上にいる子猫が
わたしを見上げていた。

「みぅ〜」

という声を聞くと、思わず子猫を抱き上げる。
わたしの腕の中にすっぽりとうずまり、腕に顔をこすりつけてきた。

やっぱりかわいすぎる。

ひとしきり子猫と遊んだあと、ふと我に返り、
仕事そっちのけでパソコンに向かう。
そういえば、猫の飼い方すら知らないのだ。
昨日、息子が持って帰ってきた紙袋に、猫用トイレと猫砂、
キャットフードは入っていた。
きちんとトイレのしつけもされていたようで、場所が
変わってもちゃんと失敗せずにトイレもできている。
今まで息子の彼女に興味はなかったし、息子も連れてくることもなかったので、
あえて連れてきなさいとも言わないでいた。
しかし、紙袋に入っていたものや、ちょっとした世話のメモ書き、
トイレのしつけなんかを見て、わたしは息子の彼女に興味を持っていた。
パソコンの中には、猫の情報がたくさん書かれていて、わたしは早速、
ペットショップへ行くことにした。
キャットフードに缶詰、キャリーケースから猫専用ベット、
ちょっとしたオモチャ・・・
インターネットで調べて、ほしいと思ったものをメモしておいたので、
ひと通りそのメモ通りに買い物をした。
買い物の帰り、動物病院のチェックも忘れなかった。
今日1日で、かなりの浪費になってしまったが、満足して帰宅。
ベットをリビングの一番日当たりの良い場所に置き、
その横に遊べるスペースも確保し、それに合わせて、リビングの模様替えもした。
子猫ちゃんは、わたしの買ってきたオモチャで、ご機嫌で遊んでくれていた。